性能を超ざっくりと！

火力自体はかなり高いですが、持続ダメージバフに振り切っていて、そのせいで加算になる攻撃ダメージバフの効果が他のキャラに比べて低く出てます。 つまりセイレーン＋ナユタ＋クラウンでの伸びが悪い。

雑に使ってもまぁまぁ強いけど、本領発揮するのはブリッドと組んだ時です。

ブリッドいたらラピの火力と並びます。

持続ダメバフ940％っておかしくない？

ブッコワレどうのじゃなくて、調整の仕方に違和感を覚えます。

なんでこんな数字になるのか、他の持続アタッカーと比べてみます。

「倍率」は持続ダメージの倍率、「攻撃」は自前の攻撃力バフ、「持続」は自前の持続ダメージバフ、「合計」は全て含めた倍率です。

グラフにするとこうなります。

ここでバフ盛り盛りの贅沢パーティを想定してみましょう。

セイレーン＋ナユタ＋置物クラウンのバフを火力型換算すると、攻撃力84.02％＋攻撃ダメージ70.57％になります。 これを追加してグラフにするとこうなります。

セイレーン＋ナユタ＋置物クラウンでの各キャラの上昇量をグラフにするとこうなります。

これはクラウンとかの攻撃ダメージバフと、ディーゼルの持続ダメージバフが、加算になるので期待値的に低くなることが原因です。

実際にどうなるかは、バースト2をクラウンとブリッドで比較すると分かります。 このような編成で、空き枠にクラウン・ブリッド・ナユタ・グレイブを入れて、ラピとディーゼルの火力の伸びを比較しました。

ブリッド以外は攻撃ダメージバフ持ちで、ラピとディーゼルに3割差がついています。

ダメバフなしのブリッドではディーゼルが異常な伸びを見せ、ラピと並んでしまっています。 これはブリッドのバフが全てディーゼルに乗算で乗るからです。

このようにディーゼルはクラウンなどと相性が悪いです。 実感に近い言い方をすると「ディーゼルと使うとクラウンがもったいない」です。 実際に相性のいいバフ役は後で調べます。

ちょっと難しい話でしたが、ディーゼルを活用する上でとても大事な話なので、

他アタッカーとの火力比較

前提として、ディーゼルはバースト2番手に置く方がバフ量が増えます。 1番手だと8倍、2番手だと9.7倍ダメージ。 実測だと5～10％程度の差でした。

2番手運用が基本ですが、どうしても1番手じゃないとダメな状況では、これくらいの差なら妥協できそうな範囲だと思います。

それを前提に、以下、射撃場でボス3分、スペック固定、相性等倍、3回平均(単位100万)で比較しています。

相性のいいバフ役と編成を考える

バカ倍率の持続ダメバフのせいで、攻撃ダメージバフの期待値が9割も減ってしまうので、それ以外のバッファを考えます。

ここまでの結果を踏まえて、実際の編成を組んでみます。 ディーゼルって基本はソロレイド向けだと思うので、クラウンやナユタ、メイドマストは使えないものとします。

ディーゼルを2番手に置いて、バースト1はリター、バースト2はブリッド。 ここまではいいでしょ。

この先が難しくて唸ってたら、ひとつ面白い傾向に気づきました。 これを見てください。

セイレーンもナユタも1割火力アップしてるんですね。 ヘルムはほとんど変わっていません。

ディーゼルのデバフはバースト時に発動なので、相方のバースト3(ヘルム)は恩恵を受けられません。 でも毎回バーストを撃ってるセイレーンとナユタには影響が大きい。

つまり、高火力なバースト1とバースト2、それから置物でも強いバースト3と運用するのがいいのでは？

いろいろと考えた結果、こんな編制はどうでしょうか。

レイもディーゼル同様、自分のバーストターンで灼熱キャラにバフを蒔きます。

これだと、ブリッドと置物ミハラは常にレイかディーゼルからバフ(デバフ)がもらえます。 置物ミハラ特化パーティとでも言いますか。 そしてレイとディーゼルも自分でそこそこ火力を出す。

参考に、同じくバースト2灼熱アタッカーのグレイブとブリッドで比較してみました。

ブリッドは自分にバフを乗せられないので火力ではグレイブに負けましたが、他は全体的にブリッド有利で、特にディーゼルの伸びがすごい。 トータルでは10％ブリッドの方が上でした。 ミハラがちゃんと火力1位になってて、コンセプト通りの結果になってます。

次回のソロレイド用にスペック固定なしのも置いておきます。

全体的にスペック固定と同じ傾向で、ミハラの伸びが悪くて、トータルでは2％アップとなりました。

たぶんここはディーゼルのオバロ次第だと思います。 うちのディーゼルは有利も攻撃もつきませんでした。 ディーゼルが強ければはっきりとブリッド＞グレイブになると思います。

オバロ厳選と期待値計算

冬ディーゼルの武器性能と自己バフを設定して、通常攻撃割合を5％、攻撃力は敵防御の6倍設定(硬い敵用)、フルバ中の条件で、開発中の期待値計算ツールに計算させました。

12枠までをまとめるとこうなります。

• 有利コード4箇所
• 攻撃力4箇所
• 装弾数2箇所
• チャ速2箇所

アタッカーなので有利コードと攻撃力は必須として、

ディーゼルは火力のほとんどが持続ダメージで、追加ダメージ型じゃないので、攻撃回数に意味がありません。 つまり、装弾数もチャ速も上の数値ほど効果が出ない。

ただ、持続ダメージをバカ強化するバフが、フルチャージをトリガーに発生します。 効果時間が3秒しかなくて、リロードを挟むと維持が難しいです。

この問題を解決するという意味では、装弾数にもチャ速にも意味が生まれます。

装弾数だと運頼みになるので、チャ速が安定ですね。 5％あたりチャージ時間を0.05秒短縮できます。

次のキューブでも触れますが、キューブだけだと維持がかなりギリギリなので、安定を取るなら何カ所かチャ速を積んどいた方がいいと思います。

オススメのキューブ

ディーゼルのメイン火力とも言えるフルチャージトリガーの持続ダメバフ。 効果時間が3秒しかありません。

リロードを挟むとフルチャージ1.38秒＋リロード2.15秒＝3.53秒で、バフが途切れてしまいます。 2スタックとは言えスタック型のバフで、おまけにバカ倍率なので、できれば途切れさせたくはないです。

リロ速キューブを付けるとリロード時間が1.57秒にまで減って、フルチャ1発との合計時間が2.95秒になってギリギリバフ維持に間に合います。 クラウンいるとスタック切れてなかったので、方向性は間違ってないと思う。

冬ディーゼルは引くべき？

持続ダメージバフの量が多すぎて、クラウンとかの攻撃ダメージバフを封じてくる新しいタイプのアタッカーです。

嫌な言い方をすると、クラウンのいる1軍に入れない「約束された2軍」とでも言いますか。 現状はソロレイドでしか出番はないんじゃないかなーという印象です。

ただ、ブリッドがいるとめちゃくちゃ強いです。 ラピに並びます。 実質セット効果みたいなもん。

ブリッドの方が分かりやすく強いので、まずはブリッドを狙って、早めに引けたらディーゼルも確保、みたいな方向性でいいんじゃないでしょうか。

オマケ：持続ダメ編制は？

持続ダメージパーティとは、持続ダメージバフと持続ダメージアタッカーで編成して、持続ダメージに特化して火力を出す編成です。

同系統の分配ダメージや貫通ダメージは実戦投入可能なレベルですが、持続ダメージ、特にディーゼルにおいてはほぼ価値がありません。

まともなバフ役がいません。 現状だとクラストが10％、水着ロザンナが20％、配布モリーが10％しかなくて、特化パーティを作る価値がほとんどありません。

ディーゼルの持続ダメバフが多すぎます。 20％追加したとしてもこの程度で、

期待値的には2％しかありません。

オマケ：命中デバフの影響

ディーゼルの命中率-100％が他のアタッカーにどの程度影響するかを、武器ごとに簡単に調べます。

厳密に調べようと思ったら、通常攻撃のみで戦うタイプじゃないとダメで、各武器でそういう現役アタッカーを持ってくるのが不可能です。

さらにディーゼルがデバフを持ってる都合、条件を揃えての検証も難しい。

なので、各武器の代表的なアタッカーがどの程度影響を受けるかを雰囲気だけ調べておきます。 比較方法はディーゼルをバースト1番手にした時と2番手にした時で比較します。

ざっくり過ぎる比較でしたが、気にするほどのデメリットは確認できませんでした。