分配ダメージバフ持ち一覧

分配ダメージバフ持ちはキャラは少なくて、セット運用が前提のメイドマストとアンカー、単体で使えるエレグとクラストに分かれます。

クラストは手動操作が必要で、速射3発で分配モードに切り替わります。

分配ダメージバフの特殊なところ

実際に分配ダメージパーティを考えていく前に、

これ↓は以前にやった検証の結果です。

左が分配ダメージバフなし状態、右はエレグを入れて分配ダメージ40％状態でのダメージログです。

分配ダメージ持ちのドロシー、黒紅蓮、怪盗クエンシーのダメージ上昇量は次のようになりました。

バフは同じ40％なのにダメージ上昇量に大きな開きがあります。 なんでこんなことになるかと言うと…

分配ダメージバフというのは、分配ダメージ限定の「攻撃ダメージバフ」なわけで、攻撃のうち「何％が分配ダメージなのか」でバフの影響が変わります。 上の例だとクエンシーは3％しかダメージが上昇していないので、分配ダメージパーティにわざわざ入れるメリットは小さめ。 一方で34％も上昇しているドロシーは、明確にバフの恩恵があり、積極採用候補になります(びいき)。

いや、これから呼びます。 まずはこの「分配率」を調べるために、この↓ような検証パーティを作って、空き枠に分配ダメージアタッカーを入れていきます。

このパーティで、射撃場のボス3分、相性等倍、スペック固定で計測し、3回の平均値(単位100万)から「何％が分配ダメージなのか」を調べます。

この方法の問題点として、フルバースト中以外の分配ダメージ(＝バフがかかっていない)も含まれていたり、エレグの方だけ初回即バーストできたり防御デバフがあったり(射撃場は防御100なのでほぼ影響なし)と、あんまりきっちりした検証ではありません。 それでも「どの程度分配ダメージを持っているか」のおおまかな指標にはなるかなーと。

というわけで結果↓。

分配ダメージパーティ向きのキャラは、バフありのダメージである「スコア」が高く、「分配率」もできるだけ高い子。

そういう視点で見ると、ベストは黒紅蓮＋ブレッディ。 分配パーティはレイドで使われることが多いと思うので、黒紅蓮を軸とした風圧パーティ、ブレッディを軸とした水冷パーティを考えていきます。

ドロシーはやっぱり分配率がぶっちぎりで高いですね。 唯一バースト1で他キャラと併用可能なので、今後も積極的に採用していく予定です(びいき)。

トロニーが0％なのはなんでなんですかねー。 まぁ火力的に厳しいので今回は見なかったことにしましょう。

分配ダメージバッファの性能比較

実際の分配ダメージパーティの運用(水冷)

これまでのバフ検証を踏まえて、実戦での運用パターンを考えてみましょう。

分配バフ最強のマスト＋アンカーを軸に、アタッカーを水冷で統一したこの↓編成を基準にします。

回復も火力も両立していて、ド安定パーティです。

ただ、このパーティには欠点があって、バースト短縮枠のドロシーは最後の弾丸で短縮発動だから、1サイクルあたりの短縮時間が4.7秒しかありません。 今となっては物足りない秒数で、強いとされてるバースト1は7～7.5秒。 実際に使っててもドロシーでは2秒くらい待たされてます。

この欠点を踏まえて、まずはユニオンレイドとか、回復がそんなにいらない場面で、アンカーより強いバッファが使えるケースを考えます。 さすがにクラウンは空かないだろうから、こんな↓風にグレイブを入れましょうか。

アンカーとグレイブを入れ替えると、パーティ全体で分配ダメージバフの量が減るのでドロシーの火力がだいぶ落ちます。 おまけにグレイブでバーストゲージが溜まりやすくなるのに、ドロシーのバースト短縮力ではそれを活かせません。

ならいっそドロシーを外して、最大8.2秒の短縮ができるリターを入れたこんな↓編成。

この3パーティで比較するとこんな↓結果になりました。

宣言通り、グレイブだとドロシーのスコアが減って…

前に検証した時はグレイブ＋リターが一番スコアがよかったのに、マスト＋アンカーがベストになってしまいました。 クエンシーだけグレイブ＋リターのスコアがいいですね。

と思って、同じ編成でスペック固定を解除して計測した結果がこれ↓です。

そりゃね、回復なくなるのに火力でも負けてたら意味ないですからね。

しかしなんでスペック固定を外すと逆転するんだろう。 全員ちゃんとスキルLv10まで上げてるのに。 リターの恩恵が大きいクエンシーがいるからギリギリ逆転してるだけで、ドロシーとブレッディをメインに見ると、マスト＋アンカーと大差ないかもしれません。

実際の分配ダメージパーティの運用(風圧)

水冷パーティの他に、黒紅蓮を軸にした風圧パーティも実戦向きです。 まずはこの↓2パターン。

アタッカー枠に黒紅蓮を置いて、相方は紅蓮のチャージ短縮用です。 アンカーがいるとマナのチャージ短縮がアンカーに吸われてしまうので、紅蓮のチャージ短縮は機能せず、ここではマナはただの風圧アタッカーになってます。

そしてアンカーを外してグレイブを入れたパターン。

この段階でマナが紅蓮のチャージ短縮として機能します。 同じ風圧属性なので火力にも期待できます。

さらにドロシーとリターを入れ替えたパターン。

この4パターンで比較した結果がこう↓なりました。

ここから言えそうなのは、こんな↓感じかな？

• アンカー入れる場合は、マナじゃなくてアリスの方が効果的
• 回復が不要な場面では、アンカー外してグレイブの方が効果的
• 追加でドロシーとリターを入れ替えると、さらに火力アップ

この辺はオバロ状況でけっこう変わってきそうです。 アリスガチ勢ならグレイブやリターいてもアリスだろうし、マナガチ勢ならアンカーいてもマナの方が強くなる可能性があります。

編成の簡易まとめ

今回検証した結果から、レイド用(＝キャラ被りを避けたい)の基本はこの↓編成が優秀でした(びいき)。

回復も厚いのでソロレイドでも使えます。 ドロシーはバースト短縮が物足りないので、余っていれば嫁Dとかボリュームに差し替え可。

アタッカーは属性に合わせて選びましょう。 水冷ならブレッディ＋クエンシー、風圧なら黒紅蓮＋アリス(マナ)など。

回復が不要な場合は、アンカーを外してリター＋グレイブのパターンで火力が伸びます。

ただこれ、水冷の方だと6％しか火力が伸びてなくて、他のパーティでも扱いやすいリターとグレイブを消費する割りには微妙かなと。 風圧だと25％伸びてたのでアリだと思います。

過去のレイドでの分配パーティのスコア

最後に、これまでのソロレイド、ユニオンレイドで実際に使った分配パーティの結果を置いておきます。

この結果を見て、水着じゃない方のドロシーちゃんも強いと思ったら、