チャージ速度とチャ速バフの関係を調べてきたよ

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チャージ速度とチャ速バフの関係を調べてきたよ

注意!!

記事を書いてる人は微課金で、AUTO任せっきりの下手クソです。 そういう人ができるだけ楽して攻略したり、重要なガチャを逃したりしないために趣味でまとめています。 あまり期待しないで記事を読んでください。

【勝利の女神:NIKKE】におけるチャージ時間とチャージ速度バフについて調べます。

最終的にはチャ速バフの期待値計算をするのが目的です。

チャージ速度の上限を調べる

100%に決まってるやん!

と思うかもしれませんが、実はリロ速の方は100%が上限じゃなかったんです。

100%以上のリロ速に意味があった理由は、リロード時間にバフのかからない固定値0.2秒が足されていたせいで、それを相殺するまではリロ速バフが機能していました。

チャージ速度にも同じように固定値があるので、100%以上のバフに意味がある可能性があります。

ゲーム内テキストから推測

チャ速に関してはレッドフードのスキルに上限っぽい記載があります。

「チャージ速度100%を超えた場合、超過した値をチャージダメージに変換」

100%を超えたら「超過」って言ってますからね、

これは100%で上限っぽい。

しかし残念ながら、僕のような検証バカおじさんはゲーム内のテキストなんか信じないので、自分で確認します。

アリスで実際に確認

アリスはスキルとバーストで合計91.82%のチャ速バフを持っていて、オバロで13.59%積んでいるので合計105.41%になっています。

これを基準に、ベロータで1.01%、ユニで4.93%、マクスウェルで3.87%、キューブで2.12%上げて、合計117.34%状態で攻撃間隔が変わるのかを動画で比較します。 バフ追加の方はキューブでバースト前からちょっと速いので、フルバースト直後の残弾8になるタイミングが一致するように動画を並べました。

左がバフなし、右がバフありです。

編集が下手で攻撃モーションがズレちゃいましたが、リロードに入るタイミングが一致しているのは動画からも分かると思います。

コマ送りにして厳密な時間を計測したところ、バフなしは8発撃ち切りに3.20秒、バフありの方は3.27秒。 60fpsの動画を秒換算しているため、小数点第2位あたりの精度は低いです。

2つの映像でチャ速バフの差が11.93%。 アリスのチャージ時間は1.5秒なので、理論上は1発当たり0.18秒減ってるはず。 8発なので追加バフの有無で1.44秒くらい差が付くはずが、少なくともそのレベルの差はないです。

以上の結果から、

チャ速バフは100%で上限!たぶん!

「たぶん」というのは、今回の条件では100~105%の間に上限がある可能性や、100%以降は減少量が緩やかになる可能性を否定できないからです。

チャージ時間とチャ速バフの関係

リロ速と違ってチャ速バフは種類が非常に少なくて、自前で高倍率バフを持っているアリスを使って検証しました。

横軸がチャ速バフ量、縦軸が1発攻撃の時間です。

時間の計測は60fpsで録画し、コマ送りで「最大装弾数-1」になったフレームと残弾ゼロになったフレームを確認、そこから1発あたりの攻撃時間を算出しました。 初弾はリロードモーション絡みで、以降の攻撃とは時間が異なることが分かっているので「最大装弾数-1」から計測しました。

アリスのチャージ時間は1.5秒ですが、1発の攻撃には1.9秒ほどかかっています。 チャージ速度バフを盛るとリニアに減っていき、100%付近で1発0.4秒になりました。

これ、意外じゃないですか?

僕は割と驚きで、チャージ時間通りのサイクル(1.5秒)で攻撃してなかったんだなーって。 チャージ1.5秒の場合も1秒の場合も、約0.4秒長い時間で攻撃しています。

1.0秒の方もチャ速と実測時間の関係を計測したかったんですが、手持ちのキャラだとチャ速0~16%の範囲でしか測定できないから近似式の精度が低くて、ご覧のとおり、こんな↓ことになってしまいました。

80%付近からチャージ1.5秒より遅くなっていて、さすがにこれはありえないです。 チャ速バフが増えてきたら追試します。

これだけじゃさすがにアレなので。

大胆な仮説を立ててみます!

過去に検証したリロード時間は、この↓ような計算式になっていました。

表記リロード時間×リロード係数×(1-リロ速バフ)+0.2

「リロード係数」というのはリロードタイプで変わる係数で、一括リロードだと0.975、分割リロードだと1.3でした。

ここで先ほどのアリスのチャージ時間の近似式「-0.0147x + 1.8597」を思い出してください。

この「x」は%表記のチャ速バフなので、小数に直すと前半は「-1.47x」になります。

ここで、こう、ピンときませんか?

「1.47」って、アリスのチャージ時間1.5に、リロ速の式に出てきた「0.975」をかけたものなんですよ。

…ハッ!?

つまりね、チャージ時間も似たこんな↓式にならないかなって。

表記チャージ時間×0.975×(1-チャ速バフ)+固定値

この形になるものとして固定値を求めると0.4、つまりこう↓なります。

表記チャージ時間×0.975×(1-チャ速バフ)+0.4

「0.975」の部分はおそらくチャージタイプで違っていて、黒紅蓮とかA2、レイヴンとか、特殊なタイプはここの係数が違うんじゃないかなーって。

んで、この近似式で計算した結果と実測データと比較し、ChatGPTくんに教えてもらった「相互誤差」なる精度チェックをやったところ、1秒チャージの方も含めて誤差は平均0.8%、最大でも2.5%。 この程度なら十分精度が高い部類らしくて、さらに録画のコマ落ちや60fps計測時の小数誤差も考えると、「この式でほぼ間違いなさそう」と言ってもらいました。

チャ速バフの期待値

はい、これを求めるのが目的でした。

チャージ武器の攻撃時間が、一般的に想像されるこの↓式と、

表記チャージ時間×(1-チャ速バフ)

今回の検証で分かったこちら↓の式の場合。

0.975×表記チャージ時間×(1-チャ速バフ)+0.4

大きな違いは、固定値の0.4秒部分にチャ速バフが効かないことで、これが足かせになってダメージが伸びにくくなっています。

前者の派生として、録画で計測した時間との差を補正するために、こんな↓式にしていた場合も同様で、

(表記チャージ時間+0.4)×(1-チャ速バフ)

0.4秒の部分もチャ速で減っちゃうので、似たような計算結果になります。

さて、この2つの式でチャ速バフの期待値(ダメージ上昇量)の差を視覚的に分かりやすいようグラフにすると、これ↓くらい差が出ました。

横軸がチャ速バフ量、縦軸が期待値(ダメージアップ%)です。 常に一般式の方が期待値が高く、特に80%以上では劇的に差が付いています。

今ユニオンメンバーにベータテストしてもらってる期待値シミュレータのチャ速の期待値が、世間一般の評価より低いって言われたんですよね。

その時点のツールでも、今回の式に近い形でチャ速を評価していました。 おそらく「世間一般」の方が前者か派生の式で計算してたんじゃないかなーと。

そりゃね、100%付近でこんだけ期待値が上がってたら「アリスはチャ速必須!」ってなりますよ。

でも安心してください。

今回の検証式を組み込んでアリスのオバロ期待値を計算してみたところ、この↓ようになりました。

No.オプション期待値
1有利コード 1箇所目18.86%
2有利コード 2箇所目15.87%
3最大装弾数 1箇所目15.74%
4有利コード 3箇所目13.70%
5有利コード 4箇所目12.05%
6最大装弾数 2箇所目10.72%
7チャージ速度 1箇所目10.19%
8チャージ速度 2箇所目9.96%
9攻撃力 1箇所目7.51%
10攻撃力 2箇所目6.99%
11攻撃力 3箇所目6.53%
12攻撃力 4箇所目6.13%
13最大装弾数 3箇所目5.80%
14最大装弾数 4箇所目5.29%
15チャージダメ 1箇所目2.97%
16チャージダメ 2箇所目2.89%
17チャージダメ 3箇所目2.80%
18チャージダメ 4箇所目2.73%
19クリティカル確率 1箇所目2.34%
20クリティカルダメ 1箇所目2.64%

12枠内にちゃんとチャ速が2箇所入ってるから、オバロやり直しはしなくていいと思いますよ。

さて…。

これで、検証がめんどくさいリロード時間とチャージ時間の計算式を、それなりの精度で期待値シミュレータに組み込めました。

あとはもうひとつ、気になっている部分のデータが取れれば、一般公開できそうです。

命中ですね…。

チャージ時間増加のデバフ

先日のユニオンレイドで、テルミットBというボスがいました。 「チャージ時間300%増加」というデバフ持ちでした。

風圧で火力を出せるのがロケットランチャーの黒紅蓮しかいない僕は、こう思ったんです。

検証用に高倍率バフを提供してくれてありがとう。

いやいや!ユニオンレイドはどないすんの!?

ユニオンレイドは参加時にテルミットBが落ちかけてて、別のボスに参加したから大丈夫。

というわけで、貴重な機会なので検証していきます。 60fpsの動画を小数で時間表示するツールでコマ送りしているので、小数点第2位にはけっこうな誤差を含みます。

チャージ時間ごとのデバフ効果

ニケ表記実測デバフ増量
黒紅蓮0.3秒0.73秒1.60秒0.87秒
ヘルム1秒1.37秒4.29秒2.92秒
アリス1.5秒1.67秒6.10秒4.43秒

それぞれで、チャージ時間の300%よりちょっと短い時間が増えています。

これはおそらく計算式に0.975がかかっているからで、0.975をかけると順に0.88秒、2.92秒、4.39秒とだいたい合います。

特殊なスキルのへのデバフ効果

チャ速関連で特殊なアリスとレッドフードのバースト、シンデレラの2発目以降がどういう影響を受けるのか調べます。

ニケ表記基準デバフ増量
アリス1.5秒1.86秒4.77秒2.91秒
レッドフード1秒1.26秒2.85秒1.59秒
シンデレラ1秒1.2秒2.95秒1.75秒

「基準」は通常のフルチャージの時の時間で、増えてる量を見るとチャージ時間の200%よりちょっと少ない時間になっています。

つまりテルミットBのデバフで300%アップ、自分のチャ速で100%ダウン。 相殺されて200%アップになっているようです。

レッドフードとシンデレラはけっこう誤差が大きいですが、これ以上は調べにくいのでここまで。

以上から、テルミットBのデバフ「チャージ時間300%増加」は、以下のような効果になります。

  • アリス、レッドフード、シンデレラは壊滅的なデメリット
  • その他のチャージ武器も大きなデメリット
  • 黒紅蓮へのデメリットはわりとマシ

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