オンコットでも分かるスキル継承の仕組み
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真・女神転生Ⅲにおけるスキル継承法則
真3以前のメガテンシリーズをプレイ済みの人からしたら驚きだと思いますが、
真・女神転生Ⅲではかなり自由にスキル継承ができます!
自由に、というのがどういうことか実際にお見せしましょう。
カハク(nullとnull所持)とシキガミ(nullとnull所持)からジャックフロストを作るとします。
はい、安定感のあるかわいさですね。
試しに合体結果を見るとnullを継承しました。
この状態から×ボタンを2回押してこの↓状態まで戻ります。
そして再度合体結果の画面に行くと…
今度はnullを継承しました。
真・女神転生Ⅲでは素材悪魔の所持スキルからランダムにスキルを継承できるんです!
○ボタンと×ボタンでやり直しを繰り返すことで好きなスキルを継承させられるわけです。 これをもって「○×ゲー」などと当時は呼ばれていました。
継承スキルが変わらない場合
もし○×を繰り返してるのに継承スキルが変わらない場合は、この画面↓までしか戻っていないんじゃないでしょうか。
その場合はもう1回×ボタンを押してこの↓画面まで戻ってください。
そうすると継承スキルが代わります。
目当てのスキルを引いたのに×ボタンを押してしまったんだけど?
やってしまいましたね!
僕もしょっちゅうやります!!
もっかい頑張って!
継承できるスキルに制限はないの?
あります。
悪魔には2種類の継承タイプが設定されていて、属性継承タイプと外見継承タイプとか呼ばれているものです。
(僕はニュアンス的に前者を継承傾向、後者を継承制限と呼んでいます)
継承制限(外見継承タイプ)の方に引っかかった場合は何をどうやってもその悪魔に継承させることができません。
以下、この2つについて説明します。
継承傾向(属性継承タイプ)
継承傾向は「火炎属性を継承しやすく、氷結属性を継承しやすい」みたいな法則です。
継承傾向には12種類あって、それぞれで継承しやすい属性が決まっているようなんですが…。
こんな法則の存在は忘れなさい!!
何故かというとですね、先ほどのジャックフロスト。 こいつは「氷結」タイプで火炎属性を継承しにくいんですが、これ↓を見てください!
アギ継承のジャックフロストはちゃんと作れます。
僕たちの熱い○×の前にはこんな法則はないのと一緒!忘れなさい!!
(実際はかなり辛い作業になりますが、どうせ継承するまでやるので僕は一切考慮してないです)
ほんとに知っておかなくて大丈夫?
問題ありません!
活かそうとするとけっこうシビアな調整が必要になるので、それを考えてる時間で○×した方がたぶん早いです。
有効活用する方法はないの?
どうでしょう。
例えば目的の悪魔に5つスキルを継承させたい場合だと、○×回数は頭がおかしくなりそうなほど必要になります。
その場合、素材悪魔の不要なスキル枠に、目的の悪魔が継承しにくい属性を詰めておくと○×がいくらか楽になります。
ですがこれも確実性はなく、次の継承制限の方を利用した方が良いでしょう。
継承制限(外見継承タイプ)
継承傾向と違って、継承制限は絶対に従わないといけない法則です。
どういう法則かというと、まずスキル側に「爪スキル」「武器スキル」のような継承タイプが設定されています。 そして悪魔側にも「爪スキル継承可」「武器スキル継承不可」のような設定があります。
「武器スキル継承不可」の悪魔は逆立ちしても武器スキルを継承できないという、
絶対的なルール!
爪、牙、武器のように見た目から判断がつきやすいので、外見継承タイプと呼ばれることが多いみたいです。
継承制限(外見継承タイプ)の種類
次の12種類あります。
- 一般
- 口
- 羽
- 目
- 突撃
- 牙
- 爪
- 針
- 武器
- 専用
- 乙女
- 会話
このうち、「一般」は全悪魔が継承可、「専用」は全悪魔が継承不可なので実質は10種類。
名前はこれまでのメガテンシリーズに習って僕が勝手に呼んでいるだけなのでテキトーです。
各スキルのタイプはスキル一覧のページで調べられます。
注意すべき継承制限(外見継承タイプ)
高レベルの仲魔を作る場合は、継承制限のうち、爪、牙、武器を継承可能かどうかは意識した方がいいです。
というのは、
高火力スキルは爪か牙か武器だからです!
しかも全183体の悪魔中(ダンテとライドウを除く)、爪スキルを継承可能なのは27体(15%)。 牙スキルは35体(19%)、武器スキルは55体(30%)とけっこう少ないんです。
次点の突撃スキルは148体(80%)まで上がります。
ミズチのフォッグブレスはおかしくない?
すごいところに気が付きますね!
そうです。 口スキル継承不可のミズチが口スキルであるnullを所持しているのはおかしいです。
そのせいでモーションデータがないのか、変なところからブレスが出ます。
自前で持っている場合は例外ということなんでしょう。
せっかくなのでこの例外が他にないのか全183体の悪魔の継承制限を調べてみましたが、該当するのはミズチだけでした。
継承制限を有効活用する方法
継承傾向(属性継承タイプ)でちょろっと書きましたが、継承制限を利用すると○×回数を減らすことができます。
例えば、ヴィシュヌを作るとします。
ヴィシュヌは牙スキル継承不可です。
そこで悪魔合体検索ツールでヴィシュヌのレシピを調べ、この中から牙スキル継承可能なアルシエルを含む組み合わせを探します。 シヴァ×アルシエルで作れることがわかります。
ここで継承したいスキルをシヴァの方に詰め込みます。 アルシエルにはnull、nullなどの牙スキルを多数詰め込みます。
すると、牙スキルはヴィシュヌに継承されないので、仮にアルシエルに牙スキルを6つ持たせていた場合、6スキルを除外して○×できるというわけです。
まぁ、これはけっこう大変な作業なので、最終悪魔作る時だけでいいのかなと思います。 やってみる場合は継承タイプでの検索やスキル検索を使ってみてください。
継承タイプ的にこれを利用できない場合もあります。
(目的の悪魔がなんでも継承可能な場合とか)
スキルなしアラハバキ
昔2chで見たやつです。
アラハバキが武器スキル継承不可で、変異元であるモムノフは継承可なのを利用し、スキルなしアラハバキを作ることができます。
まぁこれもけっこう大変で、まず武器スキルを6個継承させたモムノフを作ります。 継承させる武器スキルは次の8つから選びます。
ここからスキルチェンジを狙います。 スキルチェンジというのは仲魔がレベルアップした時に起こるこういう↓奴です。
持っているスキルが1ランク上の別のスキルにランダムで変わります。
モムノフは初期スキルが2で、自前でnullを習得するので、継承6スキル自前1スキルで、あとひとつ武器スキルが必要です。
候補になるのはnull→nullです。 nullはRANK2、nullはRANK5なので、
- nullスタート
- null、null、null、null、null、null、null、null、nullのいずれかにスキルチェンジ
- null、null、null、null、null、null、null、null、null、null、nullのいずれかにスキルチェンジ
- nullにスキルチェンジ
あるいはスキルパワーアップを併用して、
スキルチェンジに成功したらあとはモムノフのレベルを上げてアラハバキに変化させるだけです。
成功するとこんな↓感じ。
で、こいつの何がすごいのかというと、
御霊合体を利用して好きなスキルだけ持たせたアラハバキが作れます!
お気に入りのスキルを詰め込んでアラハバキのまま使うもよし、悪魔合体の素材にするもよし、です。
スキル継承数について
素材となる仲魔の所持スキル数で「いくつスキルを継承できるのか」が決まります。
スキル数1~4 | 1つ |
---|---|
スキル数5~8 | 2つ |
スキル数9~12 | 3つ |
スキル数13~15 | 4つ |
スキル数16~19 | 5つ |
スキル数20~23 | 6つ |
スキル数24 | 7つ |
スキル数17以上はイケニエ合体です。
上で紹介したスキルなしアラハバキに変異前の、武器スキルのみモムノフなんかは「継承枠を増やしつつノイズスキルを増やさない」という使い方ができます。
(目的の悪魔が武器スキル継承不可の場合)
他にもアタバク、カーリーあたりが初期スキル2かつ武器スキル2なので、武器スキルを6つ継承させるだけで同じ使い方できますね。
(スキルチェンジ不要)
8個全て継承スキルにできる?
できません!
スキル習得と継承の仕組み上、初期スキル数分のスキルは必ず残ります。
(習得スキルで上書きは可能)
なのでウィルオウィスプのように初期スキルが1つの悪魔の7個継承が最大です。
例外的に、上で書いたスキルなしアラハバキのようにスキルを0個にできた場合には8個のスキルが継承可能になります。
それ以外で初期スキルを消したい場合は次のスキルチェンジを利用するしかありません。
禁断のスキル継承:スキルチェンジ
上で書いちゃいましたが、こういう↓やつです。
仲魔のレベルアップ時にランダムでスキルをチェンジさせることができます。
スキルチェンジの仕組み詳しい法則については後日書きますが、以前ベルゼブブにアイアンクロウを覚えさせる記事で計算したところ、任意のスキルにチェンジさせる確率は0.1%ほど。
ほとんどの人がこれを達成するには4,000回くらいレベルアップさせないといけないみたいです(もちろんセーブ+リセット)。
まさに禁断のスキル継承…。
どうしてもスキルチェンジじゃないとダメ!
ってケースだけに限定した方がいいです。
基本は通常の継承を使いましょう。
禁断のスキル継承:ナラビのコトワリ
当時2chで言われていたネタです。
普通にスキル継承をしていると欲しいスキルを継承させるだけでいっぱいっぱいなので、こんな↓感じになります。
ごちゃ~。
ってしてますよね。
それに対してこれ↓。
どうです?美しいでしょ!
これでも実は妥協してて、電撃と氷結の順番が逆になって欲しかったんです。 もう嫌になって妥協しました。
スキルの選別だけじゃなく、並び方にもこだわり抜いたのをゲーム内の言い方に合わせて、
ナラビのコトワリ
と言われていました。 こういうの思いつく人ほんとすごい。 センスある。
ちなみに、想像に難くないと思いますがめちゃくちゃ大変です。 ○×の困難さだけでなく、初期スキル、習得スキルから残すスキルを決めて、レベルアップで並びがずれていくのを想像しながら最終の並びを考えないといけません。
さらにこのコトワリの罪深いところは、
メリットが皆無ッ!!
スキル継承になれてきた人は是非トライしてみてください。