マイクラのトラップタワーを仕組みから理解していくよ(~Ver.1.20)

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マイクラのトラップタワーを仕組みから理解していくよ(~Ver.1.20)

注意!!

この記事の内容はMinecraft Ver.1.20.1で確認しています。

バージョンが異なると仕様やレシピが変更されている場合があります。

今回はですね、トラップタワーを作ろうと思います。

なんで今さらそんなこと。

というくらいには解説ブログや動画が出回ってると思うんですが、「何故そうするのか」が分からないままにレシピ通りに作ることが多いんですよね。

なので今回はこれまでの経験と英語Wiki(日本語)でしっかりと理由を調べて、トラップタワーの原理についておべんきょしたいと思います。

最終的な目標はmod環境でのトラップタワーなんですが、今回は初回としてバニラ環境でも共通なことを調べていくよ。

必要条件:128ブロック離す

トラップタワーのブログとか動画とか見たことある人なら知ってると思いますが、トラップタワーはブロックを積み上げたり橋げたを作ったりして128ブロック離します。

「どこから離すの?」というのはちょっと後回し。

なぜ128ブロック離すのか?

詳しい条件は英語Wiki(日本語)で調べました。

マイクラではプレイヤを中心に15チャンク(240ブロック)四方の範囲にモブが沸くそう。 で、プレイヤから半径128ブロックの球の範囲外のモブはデスポーンする(消える)らしい。

…ん?

何やら分かりにくい表現ですが、図示するとこんな↓感じになります。 赤と緑の重なってる部分が沸き範囲です。

自分を中心に120ブロック四方に湧くけど、四隅らへんは湧かないよーという理解でいいのかな。

んで、この範囲に湧くモブの数に上限が決められてるんですね。 Wikiの計算式を元に計算すると、敵対モブは70匹?で合ってるかな?になるみたいです。 大事なのは上限があること。

128ブロック離さずにトラップタワーを作ると、タワーとは違うところに敵が沸いてしまってタワーに70匹フルで湧いてくれないわけです。

どこから128ブロック離すのか

モブが沸きそうなところから、です。

128ブロック離す理由は「タワー以外に敵が沸かないようにするため」なので、離す場所は当然モブが沸きそうな場所からになります。

具体的にいくと、オーバーワールドの場合、前後左右はどこまで行っても範囲内に湧くエリアができてしまいます。 じゃー上に積み上げてそもそも地面から128ブロック離したれという発想になるわけです。 「天空TT(トラップタワー)」なんて呼ぶのはこういう理由です。

海上も悪くないと思いますが、今はドラウンドやらが湧くのであまり良くはなさそう。 まぁめんどくさい場合は妥協点ではあるか。

んで、地表から128ブロック積み上げる場合、周りがガタガタ(高さが上下)していると積み上げたところから128ブロック内に山があったりして敵が沸いてしまいます。 なので128ブロック内を整地するか、周囲の高さに応じて50ブロックとか、さらに積み上げてやる必要があります。

ネザーやエンドの場合はどうするのか

ネザーはクソめんどくさいです。

ネザートラップはmod環境でですがこのシリーズでやる予定なのでまたその時に。

エンドは縦方向ではなくて、横方向(奈落の上)に120ブロック離してやればいいです。

必要条件:待機場所と沸き層は24ブロック離す

マイクラのモブって、スポナーを除くとプレイヤにめっちゃ近い位置にも湧かないことを経験上知っていると思います。

この距離が待機場所と沸き層の距離になります。

この情報がWikiに見当たらなくてですね。

こんな↓風にブロックを1ずつ離して、待機場所と何ブロック差の時に初めて敵が沸くのかを確認しました。

結果↓、24ブロック差で湧きました。

検証条件が曖昧に見えますが、実際は高さ20までブロックを設置して10分放置、21で10分放置…みたいな感じでやって、10分後に周りにマグマキューブが落ちてきているかどうかで確認しています。

これを知った後に改めてWikiを「24」で検索すると、敵から見て「半径24ブロックの球の範囲内にプレイヤーがいない」って書いてましたね。

というわけで、沸き範囲はこの↓ようになります。

実際にトラップタワーを作る

必要なブロックはこんな↓感じ。

名前 効果
チェスト1個~
ホッパー1個~
半ブロック1個~
水バケツ12個
トラップドア168個
カーペット100個
建築ブロックいっぱい

チェストやホッパーは規模によって必要数が変わります。

半ブロックは処理層に1個使います。 モブが落下してくるエリアが大きい場合は必要数が増えます。 経験値トラップではなく放置でアイテム収集型の場合は焚き火とか、処理方法を用意してください。

建築ブロックは丸石とか、モブが沸いて光を通さないならたぶんなんでも大丈夫。

オプションとしてガラスを用意しておくと落下してくるのが見えるようになるので10個くらいあってもいいです。

①128ブロック離す

上で説明したようにトラップタワーを最高率()で稼動させるために、タワー以外にモブが湧かないようにオーバーワールドなら地表から上に、エンドなら島から水平に120ブロック離します。

今回はオーバーワールドで縦に積みました。

上の図だと120ブロックになっていますが、どうも高さはきっちり128ブロックのようで、120だと地表のスライムが消えませんでした。 縦方向は128離した方がいいっぽい。

②処理層を作る

積み上げてきたブロックを広げます。 画像では5×5ブロックになるように広げてます。

もうちょっと広い方がいいかも。

中心から1マスずれた位置にチェストを置いて、ホッパーをチェストにつなげて設置します。

ここがモブが落ちてくる場所になります。 なのでモブが出てこないように周囲を囲います。

周囲は丸石、待機する表側だけはガラスで囲ってます(落ちてくるの見たいから)。

ここでは一般的なトラップとして1ブロックの処理層にしましたが、スライムとかマグマキューブとか、大きなやつをトラップの対象とする場合は3×3ブロック必要です(クモなら2×2)。 modの大きさ未知の敵も含めるならそもそも3×3で作っておいた方がいいかもしれないです。

ただ、3ブロックにすると沸き層の水路を作るのが面倒なので、今回は1ブロックでやります。

あとは、どこだかのバージョンで1ブロックに存在できるモブの数に上限が入ったので、放置型の場合は奧にもう1ブロック広げたり、2×2にしておくのもありだと思います。

③処理方法を作る

目的によってモブを処理する方法は変わります。

まず、経験値トラップとして機能させる場合は、半ブロックでも置いてすき間から殴ればいいです。

半ブロックを置く理由は、モブと目線が合いにくくするのと、子供ゾンビとか小さいモブが出てこないようにするためです。 目線が合うとスケが矢を打ってきたり、クリーパーが爆発したりします。

方法としてはもうひとつ、手前のガラスの下に半ブロックを置く方法もありますが、目線を塞いでモブを殴りにくくなるのでオススメしません。

次に放置でアイテム収集型の場合で、うちでよく使うのは魂の焚き火を使うパターン。

普通の焚き火でもダメージ効率が落ちるだけで同じ機能になります。

ただ、焚き火系は火炎耐性があると無効で、マイクラ本家だとブレイズだけかな? なんかブーツ装備のゾンビやスケもダメージ受けてないような気がするけどエンチャント? まぁ一部モブを処理してくれません。

これの良いところは、焚き火が上の半ブロックと同じ効果を持っているので、画面を見ている時は経験値トラップとしても機能するので優秀。 注意点として、どうも焚き火がきっちり0.5ブロック分の高さがないのか、スライムやマグマキューブの一番小さいやつ(0.52ブロック)が外に出て来ました。 手前のブロックの下にトラップドアとか置いた方がいいかも。

他にはウィザーローズを置くパターン。

ウィザーローズはウィザスケ以外に衰弱を付与するので、ほぼ全ての敵にダメージを与えます(ダメージ効率は悪いけど)。 トラップのダメージ源としては優秀(ダメージ効率は悪いけど)。

デメリットとして、ソウルサンドをおくとブロックのすき間を完全に塞いでしまいます。 手前の1ブロック上を半ブロックにしてすき間を作ればその問題は解決しますがウィザーローズ自体を叩いてしまうと花が抜けてしまうのと、下に1ブロックあるせいでホッパーにアイテムが流れない?んじゃないかと思います。

うちではこの3つやその複合型で設置することが多いですが、どうも処理方法はめっちゃ種類があるみたいなので、日本語Wikiを見て自分に合うのを選んでください。

④沸き層まで積み上げる

沸き層までの通路?この↓部分を積み上げていきます。

上で調べたように無傷圏(プレイヤ周囲のモブが沸かない範囲)は24ブロックだったので、沸き層までの

  • 処理層
  • 通路
  • 沸き層の水路

の合計が24ブロックになるようにします。 計測をミスりそうな場合は多めに積んでおけば大丈夫です。

この後作る水路は高さ4ブロックなので、処理層がこの↓ような状態(3ブロック)になっていた場合、

24-4-3=17ブロック積み上げ…

ました!

一度やってみたかった。

一応図解しておくと、この↓ようにですね、

処理層3ブロックの上に17ブロックなので、合計で待機場所から20ブロック積み上げています。

正面も途中から丸石に変わっているのは中に光を入れないためです。 どこだかのバージョンから少しでも光源があるとモブが沸かないそうなので、途中から切り替えています。

画像ではテキトーに丸石7ブロックになっていますが、もうちょっとあった方がいいのかもしれない。

これについては調べてないので分かんないです。

調べても距離計測が難しそうで諦めました。

⑤水路を作る

水路は最終的にこの↓ような形状になります。

場所がネザーで、黒い液体が流れてたり、奧がネザーラックになってるのは気にしないでください。

ではまず、積み上げたブロックから外側へ8ブロックつなげます。

一番外側はさらにもう一段積んでください。 そしてそこから外側へ7ブロックつなげて、端っこにもう一段(最終的に3段積みます)。

そしたら真ん中へ移動して、段差のあるところの低い部分から外側へ1ブロック拡張。

そこを一段積み上げて、

そこから8ブロックつなげて端っこで一段上へ。

さらに外側へ7ブロック。

すぐそこの段差に戻って分岐を作って、

一段積み上げて、

同じように7ブロック外側へ。

ここまででこの↓ような水路が出来上がっているはずです。

反対側↓も同じように作りまして、

残りの3方向↓も同じように作りまして、

作った水路を囲うようにブロック↓を置いていきます。

四隅の水路が一番高い位置にあるので、そこが2ブロックの水路になるように積めばOKです。 2ブロック積むのはモブが水路から脱出できないようにするため。

中心の低い位置の水路は4ブロックの壁になります。 これで待機場所からは+24ブロックになります。

ここまで出来たら実際に水を流してちゃんと作れてるか確認しましょう。 画像↓の○の位置に水をまきます。

うまくいってればこの↓ように中心に向かって水が流れていきます。

これで一番めんどくさい水路作成終了。

⑥沸き層を作る

めんどくさいブロック計算は水路を作る時にやったので、沸き層は水路にしたがってブロックを埋めていくだけ↓です。

そして水路をトラップドア↓で埋めます。

トラップドアがあるとモブはそこを「床があるもの」と認識してくれるので、水路へ落下します。 水路の水は全て中央の穴へつながっているので処理層へ落下してくれるわけです。

トラップドアを開けるの忘れないでね。

まだ壁や天井がありませんが、これらには別の要素があるので次で。

⑦沸き層の高さを決める

沸き層の高さはけっこう重要な要素があります。

オーバーワールドの場合、湧く敵の候補は次の通りです。 カッコ内は高さ。

  • エンダーマン(2.9)
  • スケルトン(1.99)
  • ゾンビ(1.95)
  • クリーパー(1.7)
  • クモ(0.9)

ここから次のような情報が得られます。

  • 天井を3ブロック目(高さ2ブロック)にすればエンダーマンが湧かない
  • 天井をさらに1段下げるとスケルトン、ゾンビ、クリーパーも湧かない
  • 高さ2ブロックで天井にトラップドアを貼るとスケルトンとゾンビが湧かない

クモが面倒で、今回作ったような水路が1ブロックの場合、クモは1.4ブロックあるので落下できません。 水路を広げたとしてもあいつら壁を登るので面倒です。

クモは湧かないようにしたい。

そこでクモが湧くのに3×3ブロック必要なことを利用して、この↓ようにカーペットをひいて3×3ブロックができないようにします。

カーペットがなければ半ブロックとかでもたぶん大丈夫。 それどころかたぶん普通のブロックでも大丈夫。 カーペットだと建築中に移動が楽。 特に天井がついた後。

注意が必要なのは、3×3ができればトラップドアの上でも沸き範囲と認定されるようなので、こんな↓感じでトラップドアの上も沸き潰ししておかないといけないです。

さらには水路の交点↓とか、トラップドアすらないけど空いているスペースも沸き条件を満たしてしまうので塞いでおかないとダメっぽい。

ここまでの情報をまとめると、次のようになります。

  • 基本は高さ2(エンダーマンは水路でワープするので邪魔)
  • クリーパーだけ狙いたいなら天井にトラップドアを貼る
  • クモを除外したい場合はカーペットをひく

他には子供ゾンビがいますが、あれはたぶんゾンビの沸き条件を満たした際に確率で湧いてるっぽくて、クリーパートラップにすると湧いてないっぽかったです。

今回はエンダーマンを排除した高さ2で、クモよけした状態で作っていきます。

⑨沸き層にフタをして完成

あとはフタをするだけ。

今回は中が見やすいよう遮光ガラスにしましたが丸石で大丈夫です。

この天井は松明置いて沸き潰ししておいてください。 夜間にここにモブが沸かれるとタワー自体の効率が落ちます。

あとは2層目を作るかですが、体感では1層目で割と十分な効率が出てそうです。 作る場合も2層目までで、それ以上はなくてもよさそうな?

作る場合は同じ構造を重ねてください。 水路は1層目のものを使うのでトラップドアの穴だけでいいです。

トラップタワーを動かしてみる

あとは待機場所に戻ってトラップタワーがちゃんと機能するかをチェックします。

しばらく待機した後に上↓へいくと…

ちゃんと湧いてますね。

近付くと追加で湧かない、けっこうすぐに水路に落ちる、であまり湧いてないように見えますが、来た瞬間はもっといました。

水路↓もちゃんと中央に集められているようです。

ちゃんと処理層↓にも十分な数のモブが。

排除したエンダーマンとクモも湧いていなさそうでした。

まとめ

さてさて、今回は今さらながらトラップタワーを

何故そうするのか。

という部分を中心にまとめてみました。

原理が分かると自分で応用しやすくなりますからね。 みなさんもカスタマイズして自分に一番合うトラップタワーを作ってみてください。

次回からはmod環境でのトラップタワーを考えていきます。

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僕も興味を持ったのでどういうサーバにするか考えた上でレビューしたいと思います。 マイクラ以外にもARK、テラリア、7 Days to Dieとかもいけるみたい。

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